180年近い歴史を持つ、世界最高峰の時計メーカーPatek Philippe(パテック フィリップ)。

 その正規代理店として国内トップクラスのセールスを誇る時計店YOSHIDA(ヨシダ)が、
さまざまな角度からパテック フィリップという至高のマニュファクチュールの魅力を紐解いていく連載がはじまります。

 第1回は、YOSHIDA 東京本店にオープンした「パテック フィリップ・フロア」の魅力を通じて、
両社のパートナーシップについて触れながら注目のモデルをご紹介します。

Photo: Masahiro Okamura (CROSSOVER)
Art Direction: Takaaki Yagi (FORM::PROCESS)
Edit&Text: Tsuneyuki Tokano

一流ゆえに、惹かれ合う。

高価なものがあふれている時代。しかしながら、「本物の価値を持つ逸品」となると、
ごく一部に限られるのが世の常です。それは時計の世界も然りでしょう。

約5年の歳月を経て、1933年に完成した
ヘンリー・グレーブス・ジュニアのために製作された懐中時計。

 パテック フィリップは、1839年の創業以来、時計史に燦然と輝く数々の偉業とともに、スイス時計業界の頂点に君臨するブランドとして広く知られています。

 古くから王侯貴族に愛用されてきた“ステータス性”はもとより、世界の富が集まるクリスティーズ、サザビーズ、フィリップスらのオークションハウスでの落札価格からも“すば抜けた資産価値”を持つことがわかります。

 東京渋谷区・幡ヶ谷の時計店YOSHIDAとパテック フィリップとの出会いは、今から30年以上前にまで遡り、互いにシンパシーを感じる両社の間には多くの共通点が見受けられます。

ファミリービジネスがもたらす、成功と未来。

 パテック フィリップの時計が、並みいる競合を凌ぐ、“圧倒的なステータス性”を持つ理由。その背景には、「最高の時計をつくる」という志のもとに同社が掲げる、独立、伝統、革新、品質と静緻な仕上がり、希少性、付加価値、美、サービス、思い入れ、継承という「10の価値」が存在します。

 そのひとつである「独立」は、パテック フィリップがジュネーブ最後で最古の家族経営の会社であることを意味します。自由な意思決定で経営を進められることは、独自のものづくりやサービスを展開する上で欠かせないことです。これは、創業1920年の老舗時計店であり、ファミリービジネスを守り続けるYOSHIDAにも通じることだと言えます。

パテック フィリップ社の名誉会長フィリップ・スターン氏(左)と
現社長ティエリー・スターン氏(右)。

 「伝統」「革新」。この2つの価値もまた、両社に共通する点です。伝統の継承とは、長い時を経て培われた哲学や技術を頑なに守り続けることではなく、時代の変化と向き合いながら絶え間なく進化し続けることによって、はじめて成立する。その意味を誰よりも理解し、未来を志向するものだけが、新たな歴史を紡ぎだすことができるのです。

 「ローマは一日にして成らず」という格言のように、積み重ねてきた歴史、本物のステータスとは、すなわち一流を極めたブランドのみが手にできる“成功の証”だと言えるのでしょう。

理想の時計と出会える場がここにある。

 時計店YOSHIDAは、パテック フィリップにおける国内屈指の販売実績を誇る正規販売店として知られ、長い歳月をかけ、
確固たる信頼を築き上げてきました。

 その集大成として、2017年12月、YOSHIDA 東京本店の本館2階に新設したのが、「パテック フィリップ ・フロア」です。最新のブランドコンセプトの什器を取り入れた開放感がある広々としたサロンは、いくつかの“ユニークな特徴”を備えています。

 なかでも特筆すべき点は、他に類を見ない“圧倒的な商品力”にほかなりません。

 今現在、パテック フィリップの現行コレクションは200種類以上もの時計が展開しますが、その希少性の高さから、一度に多くのモデルを目にすることが難しいと言われています。

 しかし、このフロアでは、YOSHIDAオーナー・吉田勉の審美眼によって選ばれた数々の時計をじっくりと手に取ることができます。1階の入り口の近くにあるパテック フィリップ専門コーナー、あるいは店舗のショーウインドーなどからもその様子がうかがえます。

定番から複雑機構まで多彩な顔ぶれが揃う。

 「パテック フィリップ・サロン」に並ぶ数あるコレクションの中から今回ご紹介する時計は、パテック フィリップらしい気品とクオリティに加え、“機能に基づく独特のディテール”を備えていることが特徴として挙がります。

 たとえば、Ref.5230「ワールドタイム」。前作にあたるRef.5110から受け継いだプッシュボタンひとつでワールドタイム表示の操作を簡単に行える実用性の高さが光る一方、オープンワークが施された時針、文字盤中央のギョウシェ彫りなど、外装の美しさにも思わず目を奪われます。

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ワールドタイム 5230
■38.5mm ■18Kホワイトゴールド ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.240 HU) ■30m防水 ■¥5,605,200(税込)

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ワールドタイム 5230
■38.5mm ■18Kローズゴールド ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.240 HU) ■30m防水 ■¥5,605,200(税込)

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カラトラバ 6006
■39mm ■18Kホワイトゴールド ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.240 PS C) ■30m防水 ■¥3,607,200(税込)


 パテック フィリップの代名詞である、永世定番「カラトラバ」も豊富なラインナップを取り揃えています。多彩なバリエーションが展開する同シリーズにおいて、独特の魅力を放つ注目作がRef.6006です。識者であれば一目でそれとわかる、4~5時位置にスモールセコンドを配した文字盤は見る者を惹きつけてやみません。

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 安定した人気を誇る“クロノグラフ”の充実ぶりも目を見張るものがあります。古典的な2レジスターのデザインが人気のRef.5170Pのプラチナケース、初のホワイトゴールドケースが登場した年次カレンダー搭載のフライバック・クロノグラフRef.5960/01は、他のモデルと一線を画すスポーティな顔立ちが魅力です。

クロノグラフ 5170P
■39.4mm ■プラチナ ■アリゲーターストラップ
■手巻き(Cal.CH 29-535 PS) ■30m防水 ■¥11,340,000(税込)

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年次カレンダー搭載, フライバック・クロノグラフ 5960/01
■40.5mm ■18Kホワイトゴールド ■カーフストラップ
■自動巻き(Cal.CH 28-520 IRM QA 24H) ■30m防水 ■¥7,743,600(税込)

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永久カレンダー 5327
■39mm ■18Kホワイトゴールド ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.240 Q) ■30m防水 ■¥10,281,600(税込)


 最も得意とする“グランド・コンプリケーション”のバリエーションは実に多彩な顔ぶれが揃います。伝統のカラトラバケースを堪能できる、超薄型の自動巻き永久カレンダーRef.5327は、中でも一押しの1本です。

 パテック フィリップの世界観を堪能しながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅なひと時を過ごせるフロア。そこにあるのは、理想の腕時計との出会いにほかなりません。

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YOSHIDA 東京本店
住所/東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5 Google Map
電話/03-3377-5401
営業時間/10:00~20:00
休業日/年中無休(1月1日~1月3日を除く)