ムーブメントの哲学|パテック フィリップ正規販売店は渋谷のヨシダ(YOSHIDA)

技術革新の第一はムーブメント製造をマスターすることです。
パテック フィリップはその創業時から、この困難な課題において他を引き離してきました。

そして今日、パテック フィリップは世界中の愛好家からコンプリケーテッド・ウォッチの名手として認められています。
このように完璧なレベルに達するためには、拙速は禁物です。ムーブメントの開発には常に十分な時間がかけられています。伝統的なノウハウと最新の技術を結合して創造されるパテック フィリップのムーブメントは、その後も常に成長を続けます。
例えば1978年に発表された自動巻キャリバー240は、今日も複雑機能の追加により、常に新しい顔を与えられて行きます。超薄型キャリバーから超複雑キャリバーまで、パテック フィリップは機械式タイムピースのすべての需要を満たすムーブメントを自社で生産しています。
腕時計の基本キャリバーは16種類、これから発展したものを加えると41種類のムーブメントがあります。一方懐中時計の基本キャリバーは6種類で、これらに絶え間なく新しい特徴や複雑機能が加えられて行きます。

手巻きムーブメント

手巻ムーブメントは、文字通りリュウズを回してぜんまいを巻き上げる必要のあるムーブメントです。巻き上げられたぜんまいの元に戻ろうとする力が輪列に伝えられ、時計を動かします。手巻ムーブメントは超薄型、 スケルトン、シンプルなもの、複雑なものを問わず、伝統的な時計の愛好家の圧倒的な支持を得ています。それは《時計に生命を与える》というユニークな喜びのためでしょう。トゥールビヨン脱進機付時計などの超複雑タイムピースに搭載されるのは手巻ムーブメントです。トゥールビヨン脱進機は、公式な計時精度試験で常に証明されている通り、きわめて卓越した精度を誇ります。

自動巻ムーブメント

自動巻ムーブメントでは、手首の動きによりローターと呼ばれるウェイトが回転し、ぜんまいが巻き上げられます。パテック フィリップのローターは21または22金のゴールドを素材としており、その比重の大きさは最高の巻上げ効率を保証します。1953年以来、パテック フィリップはハイ・パフォーマンスな自動巻ムーブメントを次々に開発し、注目を浴びてきました。これらは今日、愛好家の絶大な支持を集めている数々の複雑キャリバーの基本となるものです。中でも最も有名なものは、偏心マイクロローター搭載の超薄型永久カレンダー付ムーブメント、キャリバー240Qでしょう。

クォーツムーブメント

常に研究開発の先端を歩み、卓越性の伝統を守り育てるパテック フィリップは、既に1948年からエレクトロニクス・クォーツ技術を時計に応用するための研究を行ってきた、最初の時計メーカーの一つでした。最高の精度を誇るパテック フィリップのクォーツ・ムーブメントは、地板(メインプレート)、受け、歯車などの機械部分に機械式ムーブメントとまったく同じ規準による精緻な仕上がりが施されています。

ムーブメントの装飾と仕上げ

パテック フィリップの職人たちは、カナ歯車の一つ一つの歯をブナ材のディスクを用いて根気よくポリッシュし、カナ真(歯車の軸)を研磨し、パーツのすべての縁に面取りを施します。
パーツのサイズが小さく、形状も複雑なため、これらはきわめて熟練を要する作業です。マスターから弟子へ、世代を越えて伝えられるかけがえのないこれらの伝統技術が、パテック フィリップのタイムピースにユニークな輝きを与えているのです。地板の両面には特殊加工の小型回転砥石を押し付けて得られるペルラージュ装飾(鱗模様)が施されます。また受けには、研磨剤を塗ったツゲ材のコマ型ヘッドを回転させながら移動することにより、著名なコート・ド・ジュネーブ装飾(波型模様)がつけられます。
パテック フィリップの熟練した職人たちは、今日では希少なものとなった道具を使い、伝承技術を守り育てることを誇りとしています。当社のタイムピースの美しさに対する世界中の愛好家からの圧倒的な支持が、その誇りをさらに大きなものとしていることはいうまでもありません。